2009年6月15日付AFPによると、現在中期目標に設定している温室効果ガス削減量では地球温暖化は防止できないとするドイツの研究結果が11日、英科学誌に掲載されたようです。
UNFCCCでは、地球環境を破壊しない気温上昇を、産業革命以前と比較して2度以下としています。
現在の温室効果ガスの削減目標は1990年比で、先進国が2020年までに25〜40%減、2050年までに50〜80%減、新興国が2020年までに15〜30%減となっています。
今回の研究では、2050年に産業部門の温室効果ガスの排出量が1990年比倍増する可能性が判明し、現在の目標値では地球温暖化防止にはつながらないと結論づけたようです。