2009年3月16日付AFPによると、大西洋の海流が弱まっている影響で、米国北東部の沿岸では世界平均の2倍も速く海面上昇が進み、ニューヨークなどの大都市が大型の暴風雨や高潮の被害を受けやすくなるという論文が15日、英科学誌に発表されたようです。
海抜1mの米国金融の中心であるウォール街は、今世紀中に水没するおそれがあるといいます。
国連のIPCCは2007年、地球温暖化による海水の膨張で、2100年までに地球全体の平均海面が18cmから59cm上昇すると報告していますが、今回発表された論文によれば、2100年までに海面は少なくとも1m上昇すると予測しています。