2011年11月10日付AFPによると、アフリカにおいて、ツェツェバエがもたらす睡眠病が、その地球温暖化による生息域の拡大と共に蔓延する恐れが出て来ているようです。患者数は、2090年までに現在より4000万〜7700万人増加すると予測されています。
この睡眠病はトリパノソーマ症と呼ばれ、吸血性のツェツェバエにより家畜から人へ媒介。適切な治療を受けないと、けいれんや深刻な睡眠障害を起こし、最悪の場合は昏睡状態に陥って死に至るといいます。現在のところ予防ワクチンはありません。