2011年7月6日付AFPによると、中国で増加する石炭の消費により、地球温暖化の進行が一時食い止められたとする論文が米国で発表されたようです。米ボストン大学を中心とする研究グループによる成果。
研究グループでは、石炭が燃焼する際に排出される硫黄が、太陽光を遮断し温暖化を防いだと見ています。また、地球の気温が上昇し始めたのは、先進国が硫黄排出量の削減に取り組み始めた1970年代初頭からだと指摘しています。
一方で、地球温暖化の阻止手段として硫黄を用いることは危険だとして、注意を促しています。