2008年7月15日付AFPによると、地球温暖化に伴い、米国では今後、腎臓結石患者が増えると予測されることが、米テキサス大学の研究チームにより発表されました。
腎臓結石は尿中の溶解ミネラルが結晶化したもので、充分な水分を摂らない、または気温が高いために水分が失われるなどによる脱水症状が要因となりやすいといいます。
研究チームは、国連のIPCCが2007年に予想した通りに地球温暖化傾向が続くと仮定した場合、米国内の乾燥地帯では腎臓結石患者が30%増加すると試算。
また、腎臓結石患者は2050年までに全米で160万人から220万人にのぼり、治療費は10億ドル(約1,100億円)に膨れあがるとみています。