2008年5月5日付AFPによると、地球温暖化は長期的には進んでいくが、海洋大循環の変化により10年後には地球温暖化が一時的に中断する可能性があるとする研究結果が、英科学誌ネイチャーに発表されました。
この研究結果を発表したのは、ドイツのライプニッツ海洋科学研究所の研究チーム。
研究チームは過去の海洋気象を調査した結果、海流の動きには周期があることを発見。
このことから、熱帯大西洋の暖流を北大西洋に運び北大西洋深層の寒流を南に運ぶメキシコ湾流の流れが、10年後頃に急速に弱まると予測。
これにより北米、ヨーロッパなどではわずかながら気温低下が起こり、熱帯太平洋の気温上昇も一段落すると結論づけたようです。